話題の建材「エコカラット」の効果と寿命について紹介します

こんにちはRe-createです。

今日は、エコカラットの効果と寿命についてご紹介していきます。

 

■まず、エコカラットとは?

土壁の材料と特殊な焼物をブレンドした新しい建材

エコカラットは、粘土や鉱物など微細な孔を有する複数の原料をタイル状に焼き上げることで、インテリアの素材として使用出来るようにしたもので、「多孔質セラミックス」と呼ばれます。

エコカラットの起源は、日本の気候と相性のよい伝統工芸「土壁」にあります。

高温多湿の環境と相性が良く、温度や湿度を快適に保ってくれる土壁の性質をヒントとし、伝統的な素材に最新技術を融合することで、人と環境にやさしい便利な建材として開発されたものです。

 

■次に効果について。

余分な湿気を吸収し乾燥時には吐き出す

エコカラットには、1ミリメートルの100万分の1にあたる、1ナノメートル程度の非常に細かい孔が存在します。孔の中を空気中の湿気が出入りすることで、湿度を変化させる働きを有していると考えられています。

優れた調湿機能を有する物質として、藻類の化石の堆積物である珪藻土があります。エコカラットは珪藻土よりも微細な孔を有することから、より多くの湿気を制御できる働きが期待されています。

湿度の調節によりダニやカビの繁殖を抑制する

湿度の高いジメジメとした環境では、ダニやカビが大量に繁殖しやすくなります。一方、湿度が低すぎると乾燥によって喉の痛みや肌荒れなどが起こりやすくなります。

高すぎず低すぎず、適度な湿度のコントロールが重要になりますが、エコカラットは室内の湿度を快適な状態に保とうとする特性があります。室内が多湿になると湿気を吸収し、逆に乾燥すると湿気を放出することで、ダニやカビの繁殖を抑制します。

取れにくい生活臭を脱臭する効果がある

エコカラットは、空気を吸放出する微細な孔によって、普段の掃除だけでは取りにくい生活臭を脱臭する効果も期待できます。キャビネットやシンクなど、台所の中でも湿気が特にこもりやすい場所にエコカラットを使用すれば、脱臭作用によって嫌な臭いを軽減することができます。

室内だけでなく、湿気のこもりやすい玄関の下駄箱などにエコカラットを使用すれば、靴の臭いなどを吸収してくれます。工夫次第で、家の中の様々な場所で脱臭効果を発揮してくれるのが魅力です。

部屋の悪臭の大きな原因といわれる物質として、トイレ臭を引き起こすアンモニア、生ゴミの臭いの原因となるトリメチルアミン、煙草の臭いの原因となる硫化水素、ペットの臭いを引き起こすメチルメルカプタンなどがあります。

エコカラットはそれらの物質を吸着し、優れた脱臭力を発揮します。部屋を換気するだけでは消えないような、しつこい悪臭を除去する効果が期待できます。

有害物質を吸収する効果が期待できる

また、建材や家具などから揮発する有害物質として、シックハウス症候群の原因にもなるホルムアルデヒドやトルエンなどがあります。エコカラットの原料にはこうした有害物質が使用されていないだけでなく、有害物質を吸着して低減する効果も期待できます。

 

■エコカラットにした場合のメリット

汚れたら水拭きすれば簡単に汚れを落とせる

エコカラットは優れた調湿機能を有しつつ、水分を吸収しにくいという特徴があります。

清掃性を高めたエコカラットプラスという素材であれば、従来の調湿建材では難しいとされていた、水拭きによる手入れも可能になっています。

水や汚れがかかったときは、雑巾などで拭き取ることができます。汚れがひどいときは、一般家庭用洗剤をメラミンスポンジに含ませてこすると、汚れを除去しやすくなります。汚れが染みついた場合は、漂白剤を綿棒に染みこませてから叩くように塗りつけると、染みを落としやすくなります。

エコカラットの効果の持続は半永久的

エコカラットはセラミックス素材のタイル状なので、耐久性に優れ、経年劣化をあまり気にせずに使用することができます。電気も使わずに、半永久的に機能を発揮するのが大きなメリットです。

エコカラットは傷に強く太陽光による変色や変質も無い

エコカラットはセラミックス素材なので、傷に強く、太陽光による変色や変質がないという特徴があります。デザイン性の面では、様々な形状やレリーフのバリエーションがありデザイン性も高いので、高い耐久性能とあわせて、生活の様々な場面で使用することができます。

 

以上、いかがでしたでしょうか!?

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